Androidでピアキャスを見る 7 VPN編

今までは3Gを利用してピアキャスをみるために不特定のグローバルIPに対してprivateを許可していましたが、このやり方では直下でリレー上限が無視されるなど予想以上に問題があることがわかってきました。安全のため、可能な方はできるだけVPNを利用した接続に切り替えてください。VPNを使うと3Gからでもローカル接続としてアクセスできるようになります。（auは2011年末からPPTPによるVPN接続が可能）

これから説明するVPN接続の前提条件として、Peercastが動作しているPCのOSがWindows7 Pro以上、ルータはPPTPに対応したものでなければなりません。 PPTP対応ルータについてはここ、XPの方はこのあたりを参考にしてください。

１．Androidの設定
２．Windowsの設定
３．Peercastの設定
４．ルータとファイアウォールの設定

Androidの設定

メニューの設定を選択

 

無線とネットワークを選択

 

VPN設定を選択

 

VPNの追加を選択

 

PPTP VPNを追加を選択

 

VPN名：この接続の名前
VPNサーバの設定：PCのグローバルIP
暗号化を有効にする：有効にしない（Android側の理由により暗号化すると接続できません）

 

作成されたVPN接続を選択する

 

ネットワークに接続を選択

 

VPN用に作成したユーザ名とパスワード（後述）を入力し接続

 

接続に成功するとVPNアイコンが表示され、ローカルIPでpeercastに接続できるようになります。（別端末からの接続なのでログイン画面が表示される）

Windowsの設定

ネットワークと共有センターを開き、アダプターの設定の変更を選択

 

ファイルメニューから新しい着信接続を選択
メニューが表示されていないときは整理＞レイアウトからメニューバーをチェック

 

ユーザーの追加からVPN接続用のユーザーを追加。ここでは例としてpptpuserというユーザーを追加しました。追加したユーザーがチェックされていることを確認して次へ

 

インターネット経由がチェックされていることを確認して次へ

 

インターネットプロトコルバージョン４（TCP/IPv4）を選択してプロパティをクリック

 

ローカルエリアネットワークへのアクセスを認めるにチェック。
IPアドレスを192.168.1.231~192.168.1.240（ルータが使用していない任意のアドレス）にする。
プロパティを設定したらアクセスを許可をクリック。

開始アドレスがVPNでこのPCにアクセスする際のIPになります。 つまりAndroidPecaTestでPeercastの設定（ローカルまたはグローバル）に入力するIPです。

 

Androidから接続するときはIPアドレスを入力するのでコンピュータ名を特に覚える必要はなし。

 

着信接続というアイコンができているので右クリックしてプロパティを表示する。

 

ユーザータブを選択して、パスワードとデータをセキュリティで保護するにチェックが入っていたらこれを解除する。（Android側の理由によりこれをチェックすると接続できない）

 

以上でWindowsの設定は終了。画面はAndroidから接続されたところ。

 

peercast本体の設定

Androidから視聴するにはDirectとPrivateが必要なのでFiltersに192.168.255.255を追加

 

ルータとファイアウォールの設定

ルータによって設定が違うので具体的な説明は省略します。VPNで接続するPCに対してポート1723とポート47をあけてください。ファイアウォールも同様です。（WindowsファイアウォールはVPN接続を遮断しても通知を出さないので注意が必要）

 

その他

AndroidのPPTPは暗号化しない接続しかできませんが、暗号化したい場合はL2TP/IPSecなどを利用します。